会社と女性の「囚人のジレンマ」が貧困女子をオートマチックに増やし続ける現実

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さて、今回は社会問題に切り込んでいきたい。以前から貧困について当ブログでも何度か記事にしてきた。貧困と貧乏の違いとか、スマホと貧困の因果関係など角度を変えていろいろ考察してきた。

人生逆転を主テーマとしてる当ブログは貧困や貧乏とはある意味隣り合わせ。なぜなら逆転できなければ結果として貧乏や貧困が待ってるかもしれないから。人生なんて先のことは誰にも分からない。貧困になる可能性は全ての人にある。

さて、今回は最近積極的に取り上げているゲーム理論のモデルの一つ「囚人のジレンマ」と深刻化する貧困女子との因果関係を検証しようと思う。

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囚人のジレンマとは

まず囚人のジレンマについて簡単にまとめると、ゲーム理論で起きる事象の一例。個々の最適な選択が全体では最適な選択にならない状況のこと。

だから、なんやねん それ

というあなたのために簡単に説明しよう。

共同で犯罪を行ったABをそれぞれ別室で取り調べした際、検事が2人に司法取引を持ちかけて自白させようとする設定で、検事が出した条件は下記の3つ。

  1. もし、貴様ら2人とも黙秘したら、2人とも懲役2年だぞ
  2. もし、貴様ら2人のうち片方だけ自白したら、自白したヤツは釈放してやる(懲役0年)その代わり黙秘したヤツは懲役10年ぶち込んでやる(懲役10年)
  3. もし貴様ら2人とも自白したら、2人とも5年間、臭い飯を食ってもらうぞ(懲役5年)

尚、2人は別室に隔離されてるので相談できない状況に置かれている。

 囚人B黙秘  囚人B自白
囚人A黙秘 (2年、2年) (10年、0年)
囚人A自白 (0年、10年) (5年、5年)

2人にとって最大の利益は自分の刑期が短くなる、もしくは無くなることである。本来ならばお互い黙秘して2年の刑期を選ぶのが得策であろう。しかし2人が自分自身の利益のみを追求している限り、互いに裏切り合う(自白する)という結末になる。

これがジレンマと言われる所以である

そして、囚人のジレンマは、私たちの周りでも起きてる事象でもある。「アメリカの銃規制」「価格競争」などが代表的なものだ。

では、本題に。

いまや社会問題になっている貧困女子は会社と女子の「囚人のジレンマ」によってオートマチックに増えていく現実がある。

実際に過去の統計が物語ってるから、会社は「女性は育児や結婚でどうせ辞めてしまうだろう」という意識が少なからずあって、育てようとする意識が希薄である。

そうなると女性は「どうせ頑張っても評価されない」からモチベーションも上がらず辞めやすい状況に陥る。

さらに頑張ってるというモノサシが日本では長時間労働で計られる風潮があるので、会社と女性はどんどん囚人のジレンマに陥っていくのだ。

世間は女性の雇用に積極的な風潮だし慢性的な人手不足だから、会社は「女性が活躍する会社」にしたいと思っている。とはいえ、実際のところは、寿退社の可能性が常にあるので育てても意味がないと考えてしまう。これは女子にとって不利益なことだ。

女性もキャリアウーマンになってバリバリ仕事したいと思ってる。とはいえ、実際のところは、結婚したら辞めるかもしれないし、何となくやり過ごして給料もらえればそれでいいや!と考えてしまう。これは会社にとって不利益なことだ。

このようにお互いが自分自身の利益のみを追求している限り、互いに裏切り合うという結末になってしまうのである。

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