2020年の東京オリンピックまでは動かない方が良い?

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さて、今回は経済効果3兆円ともいわれる東京オリンピック開催に向けて日本経済はうなぎ登り!とは言えない現実を論じていきたい。

そもそもこの3兆円はあくまでも試算なのであまり意味無いし、日本のGDPは500兆円ということを考えると大したことねぇなぁと思ってしまう。経済効果3兆円と言われると一瞬「スゲー」って思うけど実際は「オリンピック開催が決まった2013年~2020年の約7年間で3兆円」だったりもする。

このような表現のカラクリで何とかオリンピック開催の正当性をアピールしたい人達(利権を得る人々)が一定数いたことは押さえておきたいところだ。

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  • オリンピックさえ決まれば何とかなる
  • オリンピックさえ決まれば景気は良くなる
  • オリンピックさえ、決まれば雇用は増加する
  • オリンピックさえ、決まれば・・・

オリンピック神話にすがりたい気持ち、分からなくもない。世知辛い世の中、暗いニュースばかり。メディアも騒ぎ立てるし、少なくとも2020年までは希望を持てるからオリンピック神話に乗った方が精神衛生上は良いのかもしれない。しかし、オリンピック神話が崩壊するような話題が最近あちらこちらから耳に入るようになった。

やはり、神話は所詮、神話なのだ

確かに50年前の東京オリンピックをきっかけに、日本は高度成長期に突入し、そのまま勢いに乗って最繁栄期を築いた。世界を見渡しても類を見ない驚異的な成長率で敗戦のドン底から這い上がったあの「良いイメージ」は今も色褪せない。今思うとどこか神がかり的な成長ペースだった。しかしそれは過去の話。

すでにインフラは整い、国民がオリンピックを観るためにテレビを買う訳でもない。もはや、歴史上の出来事に過ぎない。

先日仕事で某大手外食チェーンのエリアマネージャーと話す機会があって、いろいろ話を聞いた中で一番興味深かったのが、経営判断により2020年までは出店ペースを「極端に落とす」ことが決まったということ。

原因は予想通り「人手不足」

特に首都圏の人手不足は深刻で募集しても日本人が集まらなくて新店オープンが出来ないらしい。2020年に向けて建築業や警備業などが、すでに人員の囲い込みを始めていて少ない人材がさらに減って非常に厳しい状況にあるのだ。

ちなみに私も人手不足に頭を悩ませている。幸い今のところ進めてきたプロジェクトが頓挫するほどの影響は受けてないけど、ここ数年、慢性的な人手不足が業績の足かせになっている。2015年度は求人広告費で1000万円くらいは使ってるはず。これ、経営的に大問題だと思う。本当は売上アップより先に取り組むべき問題なんだよなぁ。

とはいえ、先ほどの某大手外食チェーンのように経営判断で新規案件を調整する話も社内では聞かないし、うちはいつも通り「NO PLAN」で突き進むだろうなぁ。

P.S.

スタジアム建設費問題とか、エンブレム問題とか、裏金問題とか、スポーツの祭典なのにそれ以外の事で問題ありすぎでしょ。今回の賄賂問題で「フランス当局まで動いてるから中止になるかも!」って噂もあるし。

まぁ。中止は現実的に無いとは思うけどね。

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