元ホテルマンが語る、あの事件の裏の裏

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高畑裕太、逮捕

さて、今回はあの二世タレントが起こしたあの事件について、元ホテルマンの私がホテルで働く人間の観点から、あれやこれやと居酒屋トークレベルで論じていきたい。

まずは所感

母親の謝罪会見、報道のあり方、二世タレントについて、本人のパーソナルな部分、あらゆる情報や意見が飛び交ってるけど、本件は今年ワイドショーやネット民をソワソワさせた一連の不倫騒動とは一線を画する「れっきとした犯罪」である。

妄想レベルの話から、角度の高そうな噂まで、節操なく湧いてくるけど、犯罪である以上、被害者がいるわけで、匿名とはいえ「一定の配慮」は必要だ。

成人の男性が起こした犯罪。親が芸能人、本人が売れっ子タレント。

自分の「つまらない人生」の腹いせに、ギャーギャー騒いでる人もいるけど、他人の私たちがとやかくいう問題ではない。

とはいえ、やはり、気になってしまうのが人のサガ。こうして記事にしている私も、ある意味、ギャーギャー騒いでいる内の一人だが・・・

ホテルの体制

私もビジネスホテルで夜勤経験があるので、深夜に一人で客室に行く気持ちもよく分かるし、そうせざるを得ない状況があるのもよく分かる。

今回、女性が一人で勤務していたという話になってるけど、おそらく二人体制で、一人は仮眠中だったと思われる。完全にワンオペというのはどう考えたってあり得ない。何気ない会話の中で、そんな時間帯があることを知られてしまった可能性が高い。

ホテル従業員は「おもてなし」を第一に教育されているので、勤務中の「お客様に対する戦闘能力」は限りなく0に近い。目の前で何か起きても、染み付いた「おもてなしマインド」がオートマチックに作用するので、クレームにならないよう、他のお客様の迷惑にならないよう、行動するように教育されている。

よって、ホテルのユニフォームに袖を通した瞬間から、ホテルマンはある種の覚悟を持つ。

例えば私の場合、極論を言えば「戦地に向かう覚悟」に近いものだった。

今回の件も、少なからずそういう心理が働いたはず。ホテルって実は給料安いくせに、めっちゃ3k(キツイ・キタナイ・キケン)な仕事。容赦なく浴びせられる罵詈雑言なんて当たり前。けっこう生命の危険を感じる場面に遭遇することもあって、割に合わない危険な仕事なのだ。

参考までに、私がホテルマン時代に食らったトラブル(氷山の一角だけど)を紹介しよう。

  • インド人(女性)に呪いをかけられた
  • 夜勤中、自殺があった
  • 怖い系の人に「2度とこの街を歩けないようにしてやる」と胸ぐら掴まれた
  • ギャルに「ふざけんな、ブサイク」と言われた
  • エロ本をコンビニまで買いに行かされた
  • 書類を作成しなきゃいけないから、フロントのパソコン貸してくれと泣きつかれた
  • 宿泊者が目の前でワッパかけられた
  • 夜勤パートナーが、チンピラに裏の駐車場まで連れて行かれた

キリがないので、この辺にしておこう。

まとめ

今回の事件で、改めてホテルマンという仕事の厳しさ、リスクを再確認した。どんなにマニュアルが整備されようとも、想定外の問題やトラブルが起こるのがホテル。

  • こういう場合のマニュアルはどうなってる?
  • なぜ、逃げれなかった?
  • なぜ、一人で行った?

そんな論調がけっこうあるようだけど、ホテルマンを取り巻く一種独特な背景があることも忘れてはならない。

歯ブラシを届けるくらいで、仮眠中の相棒を起こしちゃ申し訳ない

そんな発想になっても、なんら不思議ではない。

ホテルマンという仕事の特殊さを理解していれば、この「やるせない事情」が痛いほど分かる。

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