「できるor出来る」「分かるor解るor判る」表記ルールというラビリンス

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日本語って、難しい・・・

ブログを書くようになってから、普段気にしないような細かいことが気になるようになった。さらに電子書籍を自己出版してから、ますます気になるようになった。

  • 「わかる」を漢字で書くなら「分かる」「解る」「判る」どれが正解?
  • 「~なわけではない」「~な訳ではない」どちらが常識なの?
  • 「そういうことだ」は「そういう事だ」と書くの?
  • 「出来る」と「できる」の使い分けの最適解は?
  • 「~するぐらいなら」は間違い?「~するくらいなら」が正解?

こういった疑問を突き詰めれば突き詰めるほど、他の表記についても、たくさん気になりだす。基本的には大雑把で小さなことは気にしないO型だけど、一度気になりだすと気になって仕方ない。ちなみに今出た「仕方ない」も「仕方がない」なのか、「しかたない」なのか、はたまた「しょうがない」の方が良いのか、そんなことも気になる始末。

同じ疑問を持って、グーグル先生に聞いてみたら、偶然このページに案内された「あなた」のためにも、ブログや電子書籍で使用する際の紛らわしい表記について最適解を示していきたい。

いろいろ調べた結果、どうやら同じようなことで悩んでいる人は多いらしいことも分かった。そして、基準となるべきものを発見した。それは共同通信社が発行している「記者ハンドブック」なるもの。

Amazonで確認したところ「文章を書くすべての人にお薦めする日本語用字用語集の決定版」と書いてあった。

であれば、話は早い

私のように、気になり過ぎて頭がおかしくなりそうな人は、買っちゃった方がいいかもしれない。

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集

頭おかしくはならないけど「気になるわぁ~」というあなたは、とりあえず私の見解を読んでからでも遅くはない。

① 判る・解る・分かる

あらゆる意味を「分かる」で統一が最適解。

解る」と「判る」は常用漢字表外の読みであり、公用文書等はすべて「分かる」と表記されている。

② 出来る・できる

名詞として一般化されている言葉以外はひらがなで「できる」が最適解。

名詞として一般化されている例は下記参照

上出来、出来上がる、出来心、出来事、出来過ぎ、出来損なう、出来高、出来具合

今までの私の認識は、格式張ったときや、硬い感じにしたいときは漢字で「出来る」と書いて、くだけた場所やフランクな雰囲気を出したいときはひらがなで「できる」と書いていた。概念がまったく違いますな。恥ずかしい・・・

③ わけではない・訳ではない

ひらがなで「わけではない」が最適解。

この場合の「わけ」は【形式名詞】となり、公用文書ではひらがなを使うルール。

④ 事・こと

普通名詞の場合には「事」を、形式名詞の場合は「こと」を使用。

③でも登場した形式名詞について簡単に説明しておこう。

その言葉自体には実質的な意味があまりなくて、常に具体的な内容を示す連体修飾語を受けて使用される名詞のこと。「歩いたことがない」の「こと」、「厄介なものだ」の「もの」、「結婚するわけがない」の「わけ」などがある。

ちなみに、普通名詞とは、

同じカテゴリーに属する事や物を広くさす名詞のことをいう。
固有名詞との対比で分かりやすくしてみた。
  • 山=普通名詞
  • 高尾山=固有名詞
  • 人=普通名詞
  • ハルヒコ社長=固有名詞

④ くらい・ぐらい

「くらい」が最適解。

公用文書では「くらい」を使う。

話すときは「ぐらい」を使う人も、文章にすると「くらい」にしているとのこと。

まとめ

まだまだ他にも気になる表記はあるけど、とりあえず頻出するワードで、今思いつくのは上記4つ。

調べてみて分かったのは、世間のトレンドとして、良い意味で簡単な方が正しいと判断する傾向があるように思う。

さて、今回いろいろ調べた結果、文章を書くなら知っておくべきポイントを3つ発見した。

  1. 悩んだら「漢字」より「ひらがな」を使うべし
  2. 一度ルールを決めたら、同じ文章内は統一ルールにした方が読みやすくなる。
  3. 一般的に、文章を読み進める際、「漢字で思考が働いて、ひらがなは流す」傾向にあるようなので、重要なところはあえて漢字を使うのもあり。

文章を書くスキルについては、今後も記事にしていきたいと思う。

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