どのようにして、無能の烙印を押された私がそこそこ出世できたのか?

今回は、無能社員の私が「ゲーム理論」を学んだ末に到達した「無能社員の立ち振舞い」における最適解を論じていきたい。

ゲーム理論?なんやねん、それ

というあなたのために「おさらい」しておこう。

ゲーム理論とは「相手がいるゲームに勝つための戦略的意思決定に関する理論」のことをいう。

【緊急指令】40代からの人生逆転をあきらめてないなら「ゲーム理論」を学ぶべし
40代の人生逆転はかなりハードルが高い。なぜなら強固なメンタルブロックが、年をとればとるほど形成されるからだと前回の記事で書いた。 ...

職場で優位な立場になる方法

それは、先手必勝

先手必勝が最強の戦略である根拠を、有名なキチンレース型のゲーム理論で説明しよう。

道路の幅が1台分しかない一本道で2台の車が向かい合っている。アクセルは踏み込んだ状態で固定されている。双方が何もしなければ正面衝突。どちからがハンドルを切るしか双方の助かる道はない。

ハンドルを先に切ったヤツがチキン認定されるという過酷なレース。

このゲームのプレイヤーは「あなた(A)」と「キライな上司(B)」

2人のタイマン勝負。

双方の目的は最後までハンドルを切らずチキン認定されないこと。

答えを知らない人は少し考えてみてほしい。どうやったらこのゲームに勝てるのか。頭の体操だと思ってトライしてほしい。

・・・

・・・

・・・

正解は・・・???

正解を発表する前にゲーム理論的に数値化してみよう。双方の戦略としては「逃げるor進む」の2択しかない。

  • 逃げる=-10(敗北)
  • 進む=20(勝利)
  • 死亡=-100(最悪の結果)

組み合わせとしては下記の4個。

逃げるB 進むB
逃げるA (−10・−10) (−10・20)
進むA (20・−10) (−100・-100)

※(A・B)それぞれの損得

どうだろう。

この場合、どう考えてもお互い死を避けるためにハンドル切る戦略をとる。相手がどう動くか分からない以上、進むことは、あまりにリスキーでクレイジーだと言わざるを得ない。

ということで正解は「ハンドルを切る」でした・・・

・・・

うそです・・・

うそではないけど、それだとこのゲームの目的(チキン認定されない勝利)にならないので・・・

正解は、

レース直前、またはレース中に、相手より先に車体からハンドルを取って相手に見えるように放り投げる

ガッテーム!なんてクレイジーなんだ!

「どんだけ命知らずなんだよ」ってツッコミいれたくなる。

しかし、こうなればもう相手の選択肢は、もはや「逃げるの一択」しかない。死亡は最大の不利益。確実に突っ込んでくることが分かっているのに進むわけがない。

ハンドルを取って相手に見せつけることを相手より先にやれば、このゲームはあなたの勝ちになる。つまり、先手必勝。

大前提として、戦略の固定は敗北を意味する。「ハンドルを絶対に切る」という戦略を公言してしまうと、相手はハンドルを切らずに突っ込んでくる。だから戦略を固定せずに、手の内を見せずに、勝負することがこのゲームのポイントになる。

チキンレース型ゲーム理論を職場で活かす

戦略を固定しないということは、何をしてくるか予想できないことと同義。

例えばあなたが「私は死にたくないので絶対ハンドル切ります」と公言した場合。さらに対戦相手が世話になっている上司だったり、心を見透かされてる師匠だったりしたら、相手はあなたの戦略を固定しやすい。

つまり、あなたが何をするか、高い確率で当てることができる。とはいえ、ここで変に相手の裏の裏をかいたりすると正面衝突する確率も上がるので、いずれにしてもあなたは公言通り実行することになる。

つまり、上司であれ、部下であれ、もっと言うと取引先であれ、お客様であれ、ビジネスの世界では普段の距離感が近すぎるのは好ましくない。

気の合う仲間と居酒屋で、傷の舐め合いや他人の悪口を語りあうほど生産性のない無駄な時間はない。

孤独でもいい。でも孤立はダメ。これくらいのスタンスが丁度いいのだ。

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これで戦略の固定は回避できた。さらに「食えない奴」というイメージは「一目置かれた存在」といえるので、近すぎる距離感を改善する有効な手段でもある。

次に、もしチキンレース型ゲームを仕掛けられて、プレイヤーになってしまった場合の対策を考えてみよう。

まずやるべきことは「均衡点を見つける」こと。

チキンレースでいうと、どちらかが「ハンドルを切る」ことが最低限の利益(死なない)を確保した状態になる。ハンドルを切った人は確実に死なないし、直進した人は勝利を手にしている。お互いこの均衡から外れて得することはない。いわゆる「ナッシュ均衡」である。

さらに、ブレイクスルー(ゲームの勝利)を目指して「ハンドルを取る」というクレイジーな戦略で、相手の行動を一択にすることができた。

  1. プレイヤーの利得を数値化する
  2. 最低限の利益を確保できる「均衡点」を見つける
  3. 手段や条件を加えて相手の選択肢を減らす(先手必勝)

職場やプライベートで、チキンレースの要素を含んだシチュエーションは意外に多い。ゲームを仕掛けられたら、ぜひ参考にしてほしい。

すべての基本は「均衡点を見つける」こと

ゲームに必ず存在する「均衡点」を見つける。均衡点は「折り合いが付くポジション」と言い換えることができる。さらに分かりやすく言い換えると、お互いに「最低限の利益が保証されるポジション」のこと。

次に「自分が均衡点にいるのか」「相手が均衡点にいるのか」これを判断できないと、相手につけこまれて大きな損害を被ることになる。逆に相手が均衡点にいない場合は一気に叩きのめすチャンスといえる。

まとめ

ゲーム理論を学ぶことによって自然に2つ力が付いてくる。

  • 物事を俯瞰できる
  • 戦略的な思考が身に付く

上記の2つは人生逆転を目指す私たちには必須スキル。

人生逆転に役立つ知識及び思考が身に付くなら、学ばない理由が見当たらない。

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