オレと上司のナッシュ均衡

今回は久びさにゲーム理論について論じていきたい。現在私は記事タイトルの通り、上司とナッシュ均衡にある。ていうか、今に始まったことではなく、ずっと続いている。

マンガでわかるゲーム理論 なぜ上司は仕事をサボるのか?近所トラブルはどうして悪化するのか? (サイエンス・アイ新書)

ナッシュ均衡とは

他のプレーヤーの戦略があった場合、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することで、より高い利得を得ることができない戦略の組み合わせである。ナッシュ均衡では、どのプレーヤーも戦略を変更して得することはない。つまり、ナッシュ均衡下ではどちらが有利ということはなく五分五分になる。とはいえ、このナッシュ均衡で得られる結果というのは、必ずしも各プレイヤーが望んでいた結果ではない。でも均衡状態であることは変わらないため、自分に同調して仲間になるプレイヤーが現れない。

ナッシュ均衡についての過去記事は下記参照

ゲーム理論を駆使してジャイアントキリング(人生逆転)を!まだまだ勝負はおわっちゃいねぇ
「あきらめたらそこで試合終了だよ」 言わずと知れたスラムダンク安西先生の名言だ。バスケも人生も一緒。あきらめたら試合終了である。 当...

最近、上司が均衡状態から抜け出そうとする動きを見せている。

では、今までどのような均衡状態にあったのか、簡単に要約しよう。

仕掛けられたゲームとは

まず、このゲームのプレイヤーである「上司」と「私」の特徴を確認する。

  • 上司:数字に強い・接待得意・時間がある(独身・彼女なし)・短絡的・いい加減で面倒くさがり・決裁者に気に入られてる・38歳
  • :アイデア豊富・接待苦手(酒嫌い)・時間がない(家族持ち)・マネジメントは得意・いい加減で面倒くさがり・決裁者とは壁がある・43歳

概ね各プレイヤーのスペックはこんな感じである。

まとめると、お互い丁度いい具合に長所短所を補えていた。私が年上という条件も上司の短絡的な行動の抑止力になっていて、重要だったりもする。さらに2人の根本にある「いい加減で面倒くさがり」という特性によって、プロセスは違っていても2人の導き出す結論がほとんど一緒であった。

つまり、求めれる最適解が一緒なら、あとは局面局面で得意なプレイヤーが最適解になるように行動すればいい。お互いの不利益を最小限にする行動が、結果的にお互いの最適解を導いていたのだ。

しかし、その暗黙のルールが今、崩れようとしている。

上司が、今ある「均衡解を変える」というゲームを仕掛けてきたのだ。

  • ゲーム名:なすりつけゲーム
  • ゲームの目的:責任や仕事を押し付ける
  • プレイヤー:上司・私

このゲームは、今後も上司と部下という関係が続くなら、均衡解が違うものになるだけで最終的にはどこかでナッシュ均衡になる。

上司は今より優位な均衡解になるようにガンガン押してきている、ということになる。

対応

とりあえず、現時点で私は変化を望んでいない。もしかしたら今の均衡解よりもっといい均衡解が存在するかもしれないけど、現時点ではこのままでいい。

よって、上司が仕掛けてきたゲームをやめさせればいい。では、なぜ上司はナッシュ均衡から抜け出そうとしているのかを探る必要がある。周囲からヒアリングした結果、下記の3つが主な動機になっていることが分かった。

  1. 部下の不平不満の増加
  2. プロジェクトの不振
  3. 私への不信感

以上を解消すれば、抜いた刀を戻すだろうという結論に達した。そして、現在、1つ1つシューティングしている最中。成果についてはまたの機会に報告できればと思う。

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