スノーボードの成功体験が私の人生を変えた。なんでもいいから意味のある成功体験が必要な理由。

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かなり季節外れだか、スノボーが今回の記事のテーマ。

私は仕事でも無能だったが、趣味でも無能ぶりを存分に発揮していた。ちなみに今は無趣味。唯一の趣味はお金儲けの方法を考えることぐらい。

そんなつまらない人間だけど、若かりし頃はけっこう多趣味で「バス釣り・ツーリング(バイク)・スノーボード・腕時計集め・旅行」などなど、けっこう気合入れてやっていた。その他にも色々とちょっかい出してたので給料のほとんどは趣味で消えていった。その中でも特にハマってたのがスノーボード。

スノボーとの出会い

スノーボードを始めたのは大学2年の時。当時、北海道の大学に通っていて、せっかく雪の多い場所に来たんだし、何でもいいからウィンタースポーツはやろうと思っていた。

いろいろ考えた結果、モテそうだからという安易な理由でスノボーを極めることを決意。スキーは過去数回やったけど、かなり下手くそで転びまくった記憶だけ残ってたのでナシ。消去法でスノーボードが残った。スノーボードの方が何となく簡単に思えたのも選んだ理由の1つ。

私は見た目から入る主義なので、なんだかんだで約10万円使って一式揃えた。出来るかどうかもわからないのに気づいたら家賃の3倍以上使っていた・・・

で、迎えたデビュー戦は購入からわずか3日後。午前9時頃に和気あいあいでスタート。メンバーは中級者レベルの友達と私を入れた初心者2人の合計3名。

あとの祭り・・・

何も分からず捨て猫のような初心者二人を、鬼軍曹はゴンドラでてっぺんまで強制連行。普通なら初心者は下の初心者コースでひたすら練習するのだが悪ノリは大学生の特権、あとの祭りだった。

初めてやるのに頂上で初めてブーツを板にはめた・・・目の前には見たこともない急斜面が・・・

その男は5本目のポカリスエットを飲み終えて夕日を眺めていた。

6本目を買うために立ち上がろうとするが、老人のように動き遅い。まだ息も荒く、汗も止まらない。体は疲れたというレベルを超えて、壊れていた。

まず首が動かない。手は痺れて握れない。足は少し痙攣している。完全に疲弊しており、文句を言うエネルギーがない。

1つだけ言えること、

「生きててよかった・・・」

もう、やりたくない。だれかに売ろう。二度とやりたくない。ぜったいに・・・

あるスノボー初心者の悲劇

その男とはもちろん私だ・・・

なんと、頂上から降りてくるのに8時間かかった。もう、遭難レベル。

たぶん100回は転んだはずだ。首は真正面以外は痛くて動かないし、手も痺れてお箸すらもてない。8時間、「転ぶ」か「歩く」か以外はしておらず、飲み食いも一切してなかった。そりゃポカリ6本一気のみするでしょ・・・

その後、スノーボード一式を売りつけようと友人知人片っ端から声をかけたが誰も買い手が付かなかった。当時の私にBOOKOFFやリサイクショップで売ろうという発想はない。なんとも虚しい気持ちで数日過ごした。ワンルームマンションの狭い玄関には売れない板が立てかけてある。

それを見ながら一人ビールを飲んでいろいろなことを考えた。

オレって逃げてばっかだな。オレの人生ってずっとこんな感じなのかな。 中高は部活もテキトー、頭も悪くて勉強もできない、根性もない。イケてないグループのイケてない人。それがオレだ。

その時、私の中で何かが弾けた。

よし、もう一度やってみよう。うまくならなくてもいい。とにかくこのままでは負け犬だ。

次の日、私は1人でゲレンデに立っていた。

結果は予想通り散々なものだった。転びまくってチャラい奴らに指さされて笑われた。卑屈になり、ゲレンデにいるヤツは全員敵だと本気で思った。でも、不思議と「二度とやらねぇ」とは思わなかった。

この件にケリを着けるのは他人でない。他人は関係ない。そんな思いが私の心に宿っていた。※ちなみにこの日はポカリ3本一気飲み

その後、何かにとりつかれたように練習を重ねて、2年後、草大会に出場するぐらい上達した。

中学・高校とほぼ帰宅部化していた私が、初めて何かを成し遂げた瞬間だった。

努力は報われるってのはあながち嘘じゃない

そう思えるようになった。

ポイントは、不可能だと思ったことを、苦しみ抜いてやりきったことである。

学生時代に部活とか真剣にやってた人は体験出来るけど、ドロップアウトしちゃうとなかなかそういう機会も少ない。

スポーツじゃなくても、勉強でもなんでもいい。たとえばブログ記事1000ページ書くとかでも全然OK。誰かに認められたり評価される必要はない。

ポイントは、

  • 自分との戦いに勝つこと
  • 誰にも負けないと思えるほど努力すること

これこそが真の成功体験と言える。「他人」も「他人の評価」も関係ない。

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