さて、今回は私の近況報告。
約20年に渡るサラリーマン人生も中盤から終盤に差し掛かり、相変わらずカオスの海にどっぷり浸かった状態。

私たち無能人間はこういう混沌に乗じて這い上がる方針であることに変わりはない。
つまり、混沌はチャンス。そして今、混沌が混乱になりつつある。
カリスマ失脚による職場のカオス化
買収され、カリスマ創業者が退任。
ワンマンだったので皆が顔色を伺いながらやっていた。退任によって顔色を伺う必要がなくなったので「これからはやりやすくなるなぁ」というのが私の率直な感想だった。
しかし、時間の経過とともに違和感を感じるようになる。
なんていうか方向性がバラバラというか、皆が好き勝手というか。
私はどちらかというと嫌われていたので、カリスマ創業者とはあえて距離を置いていた。そんな私だからこそ、客観的に会社が空中分解していく様子が分かるのかもしれない。
トラブル・懸案事項の質が変化
特に最近感じるのがトラブルや問題の「質」が変わってきた、ということ。
もちろん過去にもたくさんのトラブルがあった。しかし、明らかに「質」が変わってきている。
最近増えたのが、個人のパーソナルな部分が原因ではなく、会社の方針や構造が原因で起きたと思われるトラブル。
- 個人のミスが原因だと思ったが、実はコストカットが原因だった
- 不祥事を問いただしたら、上司が頼りにならず自身で解決しようとして起こしてしまった
- ゆとり世代のワガママ退職かと思ったらパワハラがあった
原因は単純明快で上層部が数字を追いかけるばかりで、本質を捉えることができていないこと。そして、その本質に気付いて矯正する人間もいない。
なんの疑問も持たずに「予算・昨対・経費」に追われるビジネスマンの末路はいつも悲惨。
YESマンばかりの組織がこれからやっていけるのだろうか・・・
買収元のエリートたちに食い尽くされてしまうのだろうか・・・
ここ1年足らずで大きく流れが変わってしまった。カリスマ勇退の時期と若干のズレはあるにせよ、少なからず影響はあるのだろう。
まとめ
私たち無能人間が活躍するチャンス。
実力と結果がイコールにならない世界。そんな混沌に私たち無能人間の勝機が宿る。
エリートがミスを犯し、弱気になる。
エリートは負け戦を避けるため戦いの舞台から身を引く戦略をとる。そこに代役として私が任命される。もともと期待されてない、名前もうろ覚えの存在。せいぜい敗戦処理投手くらいしか思われてない。
だから結果が出なくても良い。なぜなら期待されてないから。
しかし、そこで期待以上のパフォーマンスを発揮することができれば、結果に関係なく信用度は上がる。そもそもの期待値が低い分、いい意味でインパクトがデカイ。
さらに、修羅場をくぐり、もがき苦しむことで自然に実力も付いてくる。

結果、私は2年で年収が100万アップ。
人生逆転に成功した。
そう、いつの時代もチャンスはピンチの顔してやってくるのだ。
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