忖度が社会人の出世に必要って本当?!
最近のニュースときたら、忖度(そんたく)と改竄(かいざん)のオンパレード。
ヤフトピもテレビも新聞も週刊誌もネット民も大騒ぎ。
ストーリーも分かりやすいのでネタ的にも描きやすい。
忖度&改竄で回る世界
確かにこの一連の問題は民主主義の根底を揺るがす大事件。
けしからん!という自分もいるけど、サラリーマンやってれば、程度の差はあれ多かれ少なかれ同じようなことは日常茶飯事だったりもする。
一番の問題は公文書偽造は犯罪だということ※ちなみに会社の場合は私文書偽造
さらに問題なのは、この件に関係する疑惑がまだまだ多くあること。今まで提出していたデータや情報の信憑性が疑われるのは火を見るより明らか。
森友学園だけならまだしも、追随するように加計学園も疑惑の目が向けられている。
うーん。完全にカオスってる。
混沌は弱者が這い上がるチャンスでもあるから、乗じてウルトラCがバンバン出てくる可能性もある。
さらに広がるカオスの海・・・
1.中小企業ほど多い忖度
忖度は特に中小企業に多い。
今思えばサラリーマン生活苦節20年の私は「忖度マシーン」だったと思う。
中小は下っ端でも社長や経営陣との距離が近いので、出世している人間は得てして社長やキーマンと「思考回路」が近い。
まあ、当然といえば当然か。
さらに「出世したければ経営者視点を持て!」なんて言われるくらいだから、そりゃ自然に思考回路だって親和性が高くなる。
だから出世したい人間は、社長やキーマンの期待の先を満たそうと忖度する。
もう無意識にね。完全にパブロフの犬やね。
2.大企業ほど多い改竄
改竄は大企業に多い。
- 東洋ゴム工業がデータの偽装
- てるみくらぶが破産。その後、粉飾決算発覚
- 日産、無資格検査を組織的ぐるみで実施していたことが発覚
- SUBARU、無資格検査が発覚
- 神戸製鋼所、性能データを改ざんを発表
- 三菱マテリアルの子会社3社、品質データ改ざんを発表
- 東レの子会社が検査データを改ざんを発表
- SUBARUで燃費データ書き換え疑惑
- JR東海のリニア新幹線事業で大手ゼネコン4社の談合が発覚
2017年だけでこの数!!
大企業は経営陣と社員の距離が遠いので、どうしてもトップダウン色が強くなる。どんなにがんばっても結果が全てという「組織の論理」が最優先される。
大企業ゆえに社員の代わりはいくらでもいるし、社内政治に長けて結果を出した人間が出世するシステムなので悪しき風習を断ち切るのは難しい。
まとめ
うーん、組織って一体なんなんでしょう・・・
組織の一員として最前線で働いている私としては、なんとも言えない気持ちになる・・・
会社なんて、どっかのおっさんが作った自己実現の組織体だから理不尽と不条理のオンパレード。
そんなこと分かっちゃいるんだけど、やりきれない夜もある・・・
以上、LOVEマシ、いや、忖度マシーンのハルヒコ社長でした。
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