新入社員の受け入れで社内がざわついている会社も多いと思われる。
そんな中、我関せずにひたすら自分の業務に邁進するおっさんがいる。いわゆる窓際族といわれる人たちだ。
窓際族というおっさん
- 出世街道から完全に外れている
- 鳴り物入りで管理職として入社したが、期待外れのパターン
- 完全に空気化している
- 部下がいない
- 飲み会や給湯室でモノマネされている
- 陰で給料を勝手に査定されている
- 給料泥棒と言われている
「あいつを辞めさして、浮いた金1万円づつみんなに支給したほうが有意義だよな」「あいつの仕事はタイムカードを押すことだよな」「仕事しないで給料もらってるんだからある意味勝ち組じゃねぇ?」「飯食いに来てるだけじゃん」
大体50歳くらいから本格的にそんな扱いを受け始めることが多いように思う。
特に30歳~35歳くらいのバリバリ働いている世代からしたら、窓際おっさんは給料泥棒にしか見えないだろう。私もかつて同じことを考えていたし、辛辣な陰口を言っていた。しかし自分も彼らの世代に近い40代半ばになった今、考えが変わってきた。
窓際おっさんは将来のあなた?
考えがどう変わったかというと、窓際おっさんは陰口を叩いている若手の10年後20年後の姿なんじゃないかと思うようになった。
会社の組織図はいわゆるピラミットの形。つまり役職がつかない人がたくさんいるのに対して、役職者は一握りの人間しかなれない。なので、窓際おっさんをバカにしている連中の大半は、窓際おっさんか窓際おっさんにすらなれずに辞めていく人たちということ。
そう、窓際おっさんは若手社員の未来の姿。
さらに彼らの陰にはリストラされたり退職していったたくさんの人たちがいることも忘れてはならない。
バカにする気持ち、給料泥棒だと思う気持は良く分かる。しかし、彼らがいなくなったところで、若手の給料が上がることはまずない。窓際おっさんの存在と若手の給料に因果関係はないのだ。

よって、窓際おっさんをバカにしちゃダメ。どちらかと言うと、限りある時間をそんな生産性のないネガティブなことに使う方がバカである。貴重な時間を自分のつまらない人生の憂さ晴らしに使ってはならない。
まとめ
私たちダメリーマン・無能社員は、ある程度仕事ができるようになると自分が優秀な人間だと勘違いしてしまうことが多い。もちろん、当ブログ人生逆転カオス理論はダメリーマン・無能社員が有能才能人に確変するために「理論・マインド・戦略」を発信し続けている。
しかし、底辺の苦しみを経験している私たちが窓際おっさんのような立場の弱い人間を見下すのは間違っている。そんなことをしても自分を苦しめるだけ。
極論を言えば会社にはダメなヤツ、使えいないヤツが必要なのだ。むしろそういう人間を適材適所に配置することで会社の生産性を上げることができるし、比較対照があるからこそ優秀な人間が輝くことができる。そもそも優秀な人間というのは放っておいても勝手に出世していく。
だから、窓際おっさんを粗末に扱ってはいけない。
もし、窓際おっさんが生き残れない会社ならば、必然的に若手の将来も危うい。そもそも労働者は団結するべき。
ある意味、窓際おっさんは座敷わらし的な存在なのかもしれないと思う今日このごろ・・・
コメント