体育会系の元アスリートが出世できない理由
今回はアスリート脳の「サラリーマン」について論じていきたい。
ちなみに「アスリート脳」は私の造語である。主に若い時(学生時代)にスポーツで活躍した人の思考回路のことを言う。
アスリートと一般人の思考回路
「アスリートの脳」と「一般人の脳」の違いをプラス面で考えることはよくあるが、今回はアスリート脳であるがゆえに被るマイナス面の話をしようと思う。
まずはアスリート脳の会社におけるマイナス部分を独断と偏見で定義付けしてみた。
- 目の前の勝ち負けにこだわりすぎる
- よく言えば真面目、悪く言えばバカ正直
- 白黒付けないと先に進めない
- 折り合いをつけることができない
- 勝敗がつかないと終われない
- 戦術は持っているが戦略がない
「スポーツ・格闘技」など、目の前の勝負に勝つことが全ての「結果至上主義」で生きてきた人間は、会社という組織でうまく立ち回れないケースが多い。モチベーションも高く業務理解度も高い彼らがなぜ会社で不遇の時を過ごすのか。
その原因を追求して、ある結論に達した。
さらに会社の構造という環境面の要因も重なって本来持っているパフォーマンスを発揮できない。
会社は能力があって仕事ができる人間が必ず勝ち残る構造ではないし、そもそも勝ち負けがあるようで実はなかったりもする。むしろ負けるが勝ちというケースが意外に多い。
会社では白黒付けることがベストな選択とは限らないし、コントロール不能かつ意味不明で複雑な感情が渦巻いている。

このように何とも不思議な集合体、それが会社。
だからこそ、学生時代に「運動もダメ」「勉強もダメ」で苦渋をなめてきた私たちにも十分チャンスはある。
中高は帰宅部または地味な文化部だった冴えないイケてない青春時代を過ごした人(私を含む)も、会社では十分逆転可能なのだ。ここでオレ理論。
学生時代、不遇な時代を過ごした帰宅部の皆さーん、社会人になったら人生逆転のチャンスはいくらでもあるから安心してくださーい!
とはいえ、アスリート脳の持ち主でも当然賢い人はいて、うまく立ちまわってる人もたくさんいる。能力もあってバイタリティ溢れた人材が会社というカオスに適応した場合、ある意味最強かもしれない。
まとめ
ちなみに私の周りにも、そんな最強ピープルが数名いて彼らは出世街道を爆進している。
同じ土俵での勝負は分が悪いので、彼らと戦うというよりは彼らの能力を利用する戦略が必要だろう。

「名選手名監督にあらず」とよく言われる。
負け戦ばかりの私たち無能人間の方が人の気持ちを理解できるはず。
会社という「カオスなリング」なら、文化部・帰宅部出身の私たちにも勝機は十分にある。
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