さて、今回は貧困問題について論じていきたい。
下流老人・貧困女子だけじゃない!日本は総貧困社会に突入した!
いつもの流れなら早速貧困の定義づけを始めるのだが、貧困とは?みたいな一般論を語ったところで意味がないし、貧困かどうかは主観によるところが大きいので今回はあえて定義づけはしない。
貧困の原因については、人それぞれ違うので貧困を解決する方法を提示することは正直難しい。
この手の話になると資本主義はゼロサムゲームだから仕方ないという論調が多い。日本でもトマピケティ氏の「21世紀資本論」が話題になったのは記憶に新しい。

たしかに現実的に考えると「資本主義=ゼロサムゲーム」だから仕方ないのかもしれないが「全員が裕福になる社会」または「全員が貧困になる社会」が絶対にないとも言えない。理論上は非ゼロサムゲームも十分あり得る。※ゼロサムゲーム⇒参加者の得点と失点の総和(サム)が零(ゼロ)になるゲーム。増えることがないパイを奪い合うことになる。
何が言いたいのかというと「資本主義だから貧困があってもしょーがない」という安易な発想ではなく、原因は他にあると言いたいのだ。
貧困の原因って・・・
社会的な原因
- なぜ、貧困⇒なぜなら、お金がないから
- なぜ、お金がない⇒なぜなら、仕事がないから
- なぜ、仕事がない⇒なぜなら、雇ってくれないから
- なぜ、雇ってくれない⇒なぜなら、人が足りてるから
- なぜ、人が足りてる⇒なぜなら、労働人口>仕事の数だから
- なぜ、労働人口>仕事⇒なぜなら、景気が悪いから
- なぜ、景気が悪い⇒なぜなら、お金が循環してないから
個人的な原因
- なぜ、貧困⇒なぜなら、お金がないから
- なぜ、お金がない⇒なぜなら、給料が安いから
- なぜ、給料が安い⇒なぜなら、時給が低いから
- なぜ、時給が低い⇒なぜなら、だれでもできる仕事だから
- なぜ、誰にでもできる仕事⇒なぜなら、特殊能力がないから
- なぜ、特殊能力がない⇒なぜなら、学んでいないから
- なぜ、学ばない⇒なぜなら、興味がないから
- なぜ、興味がない⇒なぜなら、目標がないから
上記は一例だが、貧困の問題は主に社会的な原因と個人的な原因の2種類に分けられる。
社会的な原因はアンコントロールだが、個人的な原因は自分の脳みそ次第だから解決可能である。※この「なぜなぜなら問答」は物事の本質を捉えたいときにお勧めのスキル
まとめ
最近は特にシングルマザーの貧困が社会問題化している。
慰謝料ガッポリもらえる場合はいいが、相手に経済力がない場合は自分で働くしかない。しかし育児もあるのでフルタイムで働けない。このような負のスパイラルが子どもの貧困へと連鎖していく。
あまりに厳しい現実だ。
このようなケースはせめて子供が小学校に入るまでは行政の全面支援が必要だろう。
既に顕在化している上記のようなシングルマザーに限らず、今や貧困化する可能性は誰にでもある。つまり私にもあなたにも貧困の可能性はあるということ。
とはいえ、総貧困化といっても全員が貧困化するわけではない。一部の富裕層はさらに富を築く一方で、それを支える多数の貧困層が存在する「超格差社会」になるということ。
なんとも世知辛い世の中になってしまった・・・
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