あなたの心に残る名言や言葉を見つけよう
さて、今回は私たちを勇気づけてくれる名言や言葉について論じていきたい。
人生を変える名言と好きな名言は違う!
偉人や成功者の名言が好きな人、けっこう多い。私もその1人である。
しかし、知った瞬間は「スゲー」とか「これがおれの座右の銘だ」くらい思うけど、一日経つとケロッと忘れてるのが正直なところ・・・
当ブログでも数々の名言を紹介してきた。
紹介する基準としては「良いこと言っているなぁ」とか「かっこいいなぁ」「人生変わるかも!」といった若干ミーハー的だけど人生逆転に役立つであろう名言や言葉を紹介している。
しかし、自分が本当に辛いときやガチな勝負所で頭をよぎる名言はそう何個もあるわけではない。
つまり、「好きな言葉」「自分がしびれる言葉」と「座右の銘」「行動指針」になるような名言は、完全に「別モノ別次元」なのだ。
名言は受け手が共感するから名言認定するわけで、状況によって心に響く人、響かない人、当然いる。
あえて言えば、所詮は他人の言葉だし、生活環境や状況が違うのだから、そこを考慮せずに人生の拠り所にするのもナンセンスな話だ。人柄やその言葉を発した状況・経緯を把握しないで、その言葉だけを聞いたところで本質は見えてこない。
あと、名言と言われるものは偉人やスポーツ選手などの有名人に注目が集まりがちだけど「漫画・映画のセリフ」「歌詞」「おとん・おかんの口癖」などなど、そういうものが実は名言だったりもする。
とはいえ、所詮は他人のセリフなので一時の「高揚感・満足感・自信」は与えてくれるけど、持続することはあまりない。で、結局残るのは相変わらずの現実。
持続性がないけど気持ちいい。でも相変わらずパッとしない現実・・・ここでオレ理論。
名言を聞いた瞬間は、高揚して一瞬悦に入るけど、時間が過ぎると忘れちゃう。
さらに問題の根本が解決されてないため、新たな名言をあさってしまう。そんな中毒性が名言にはある。
しかし、そんな理論を超越した私の行動指針にもなっている名言が2つある。仕事もプライベートも、その2つの名言を頼りに行動している。
マイフェイバリット名言とは・・・
- 脳みそがちぎれるくらい考えろ ⇒ ソフトバンク 孫正義
- 戦わずして勝つ ⇒ 孫子の兵法
どちらも超有名な名言。完全に心をわしづかみされてしまった。
さらにこの2つの名言、実はベクトルが一緒。
脳みそがちぎれるくらい考えろ
例えば仕事で「YES or NO」を私の責任で決めることになったら、無理にどちらかを選ぶことはない。どちらか選ぶだけっていうのは、実は一番楽な行為。なぜなら決めるだけなら小学生でもできるし、サイコロや鉛筆転がしても答えは出るし、あえて言っちゃえば大したことはない。
なので、どちらも選ばないでどちらでもない答えを自分で創作する。
例えばAかBではなくてC(自分で創作)はどうでしょうと提案する。あくまでもお互いがAかBを選ぶより、明らかにCの方が得にならないとダメ。安易にどちらかを選ばずに与えられた枠組みを一度壊して、最善の方法を模索する。
戦わずして勝つ
この言葉は「それ」ができる状態、つまり戦う必要がないほど、完璧な戦略があって完璧な準備があってこそなし得る、という前提が含まれている。
つまり、単純に戦わないで勝つ方法を探すことではなく、戦う前に勝てる状態にする戦略または準備を整えよ、ということ。
普段何の準備もしないでいきなりやろうとすると間違いなく失敗する。よって、常に優位に立てる戦略を考える「クセ」をつけておく必要がある。
「いざ勝負」って時に目先の勝ち負けではなく「目的の達成」を最優先に考えることは「準備・覚悟・戦略」がない人間にはできない。つまり、大局で考えることができない人は「戦わずして勝つ」ではなく、「戦って負ける」人間なのだ。
ざっくりまとめると、2つの名言に共通することは「全力で頭使え」ということ。

まとめ
名言は所詮他人の言葉。
だから依存してはいけない。自己啓発本を読むと一瞬頭が良くなったような錯覚に陥るのと感覚が似ている。でも、それは錯覚。名言で心が高揚したところで残念ながら現実は何も変わらない。
しかし、私のように行動指針になるほど脳に入り込む場合もある。依存してはいけないと言っておいて矛盾しているかもしれないが、自分の中では依存を超えて体得したと思っている。
あまり依存せず名言に接しつつ、人生逆転に役立つ本命を探すことが、名言と付き合う最善の方法。
よく考えると恋愛に似ている。本命に出会えたら浮気は厳禁。
絶対後で後悔することになる。
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