40代は良くも悪くも安定期。
とはいえ、転落する可能性が無いわけではない。大きく舵を取るのが困難な時期なので、残りの人生の方向性がある程度定まるのが40代の特徴である。

であれば、30代はどう過ごせばいいのだろう。人生の方向性が定まる40代を前に30代にやっておくべきことを考えてみた。
資産を築く
ここでいう資産とは単に貯金や不動産、株、金だけにあらず。
もちろん貯金が多い方が良いに決まってるし、土地や株をもってればなおさら良いに決まってる。しかし、親が金持ちの人ならいざしらず、30代で数千万の資産を持ってる人などそう多くない。だから貯金はある程度でいい。ここでいう資産はどちらかと言えば目に見えないものである。
- 人を動かす術
- 稼ぐシステム
- 稼ぐアイデア
- 哲学
- 不労所得を得る
- ビジョンを持つ
- 生きる意欲
- 希望
- 夢
- お金インテリジェンス
つまり、ここでいう資産とは「脳みそ」であり、やるべきことは脳みそのクオリティを高めること。
上記の項目を会社員を続けながら一つ一つ高めてほしい。別に結果がでてなくてもいい。でも常に意識してほしい。ようは40代でリストラされても大丈夫なようにイメトレしておくのだ。
例えば、
- いつでも起業できる準備
- 常に転職情報をチェック
- 老後の過ごし方を考える
などなど。
とりあえず未来予想図を描いて、どうやったら実現できるか出口戦略を考える。
どんなに今の仕事が順調でも、もし仕事が無くなったらどう生きるのか?を常に追求し続ける。こういう積み重ねが残りの人生を好転させる重要な要素になる。
身軽にする
別に離婚するとか資産を現金化しろという話ではない。単純に使わないものや、いらないものを処分しましょうという話である。物質的な無理無駄の排除はもちろんだが、それだけではない。
- 携帯に登録されてる1年以上掛けてない電話番号
- PC・スマホの整理(いらないアプリ・半年使用してないものはこまめに削除)
- 人間関係を整理(無駄な友人は、時間も金も大切な人も失う原因になるかも)
- いらない服・家電・CDやDVD・ゲームなどは売るなり処分するなりする
- 使わないものはいさぎよく捨てる

これ、けっこう重要で、捨てまくると今までどんだけ散財してたのかよく分かる。
商売では過剰在庫は悪。家庭も同様で過剰在庫は悪の精神でいくべきだ。
己の限界を知る
体力的にも精神的にも限界を見定められるのは30代まで。無茶して良いラストチャンス。
ホントにぶっ壊れちゃダメだけど、ぶっ壊れるまでやり切る覚悟も時には必要。

40代になって自分の限界が分からないと仕事の配分や調整がうまくいかない。頑張りすぎたり手を抜きすぎたりして周りの期待感と現実が大きくズレるので人間関係に支障をきたす場合がある。
もし限界が分かれば無理してやらないで人に頼んだり、そもそも引き受けなかったりと上手く立ちまわることができる。
まとめ
会社員にとって30代は心技体がバランスよく充実する時期、言わば成長期だ。ゆえに浮き沈みが激しいのもまた事実。脱落するライバルが増える時期でもあるので逆転のチャンスが多いのも30代の特徴である。
つまり、この時期に仕事頑張らなくていつがんばるの?っていう時期なのだ。だからこそ頑張った結果いかんでは自分の限界を思い知る。
人生の折り返し地点である40代に向けて「自らの可能性を模索しつつ限界を知る」ことが30代の正しい過ごし方である。
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