最近、モチベーションが全然上がらない
長いサラリーマン生活の中でモチベーションが上がらない時期は必ず訪れる。もちろん「給料を貰えるありがたさ」や「辞めた後の悲劇」を忘れたわけではない。
そういった打算とは違う、なんて言うか「心の叫び」に近い衝動が感情を侵食する瞬間があるのだ。
原因は多種多様。
- プライドを傷つけられた
- 人間関係に疲れた
- 周りからの評価を得られない
- 大きなミスを犯した
- 自分の悪口を聞いてしまった
傷つきたくないから、潜在意識の中に押し込めてきた「あんな事」や「こんな事」
それらは自覚症状がないまま徐々に発酵して、私たちの心を弱らせる。これも一種のサイレントキラーである。

心が弱い状況でモチベーションなど上がるわけがない。取引先に怒られ、上司に嫌味を言われ、嫁や子供に理想のパパを強要され、自分らしさの欠片もない日常で、心を強く保てるはずがない。
であれば、もう、モチベーションなんて忘れてしまおう。
そもそも、モチベーションに左右されているようじゃプロとは言えない。給料を貰っている以上、会社員とはいえ、その道のプロ。
- 「最近、全然モチベーション上がらねぇなぁ」
- 「モチベーション下がっちゃって最近クオリティ低いんだよ」
こんな発言はプロとして控えるべきであろう。
相手にとって、あなたのモチベーションなんてどうでもいいし、関係ないこと。よくよく考えると、とても身勝手なアナウンスであることがよく分かる。
やる気がない時の「言い訳」「逃げ道」を確保しているに過ぎないので、自分にとってもマイナスに作用して成長の妨げになる。まさに「百害あって一利なし」である。
であれば、あなたの辞書から「モチベーション」という単語を削除してみてはいかがだろうか。
ちなみに、私はすでに削除済み。過去にモチベーション上がらねぇなぁ的な記事を何回か書いていたが、今となっては愚かだったと反省している。

とはいえ、人間だから気持ちの浮き沈みは当然ある。そこは「捉え方」の問題だと思うので「心の浮き沈み」は否定せずに受け入れるべき。
「モチベーション・やる気」なんて意味なし!
- モチベーションという概念を捨てる
- モチベーションが低いことは普通
- モチベーションを上げる必要はない
- モチベーションと成果は比例しない
よくよく考えると、サラリーマン生活20年の中で私のモチベーションが上がった時は「給与明細を見る瞬間」「昇進した時」「尊敬する上司に褒められた時」くらい。
時間にして1時間ないかもしれない。20年という歳月の中でたったの1時間である。試算できないくらい0に近い。これはもう、0時間として考えるべき一瞬の刹那である。
結果私に関して言えば、モチベーションは常に下がっているけど、上がった試しがないということになる。つまり、下がった状態がデフォルトなのだ。
もう、それでいいんじゃないかな。
モチベーションが上がろうが下がろうが、やらなきゃいけないことは変わらないし。
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