口ぐせは「めんどくせぇ」
「めんどくせぇー」って1日何回言ってるかなぁ。心の声も入れたら20回以上言ってそう・・・
さて、この「めんどくさい」というフレーズは、どことなくネガティヴな要素が見え隠れする。聞いた周囲の人たちも、当然ながら、そういう印象を抱くことだろう。
思い起こせば、小学生の頃は「めんどくさい」という概念すらなかったような気がする。しかし、中学生にもなると「めんどくせぇー」のオンパレード。
さて、なんとなく悪いイメージしかない「めんどくさい」というフレーズだけど、実は非常に重要且つ建設的意見であり、人類の進化に多大な影響を及ばしているのだ。
極論を言えば、ご先祖様が「あー めんどくせぇー!」って思わなければ、車も電車もリモコンも自転車もなかった。
- 便利になった
- 暮らしが豊かになった
- 利便性の高い施設
- 通勤時間が減った
これらは言い方を変えると、以前に比べると「めんどくさくなくなった」ということになる。めんどくさいを解消し続けた結果、人類が進化したのだ。
誤解を恐れずに言えば、
と言えなくもない。
どうだろう。「めんどくさい」というネガティヴ臭しかなかったフレーズが、一気にポジティブ感満載のフレーズに様変わりしたはず。
- 明るい人
- やさしい人
- かっこいい人
- かわいい人
そして、
- めんどくさがる人
「めんどくさい」という言葉が「可能性の塊である」という真実に気付いた人々は、近い将来、最大級の褒め言葉として使うに違いない。
以上の理由から、世間の「めんどくさい」という民意の結晶が、昨今の急激な「テクノロジーの進歩」の礎になったことは想像に難くない。
ビジネスのタネ
さて、ここで私たちが考えるべきは、世の中の「潜在的めんどくさい」をどれだけ拾えるか、ということ。なぜなら、その「潜在的めんどさい」を解消することで対価を得ることができるから。
国、地域、人種、身分、貧富によって、今という時代の捉え方は異なる。今という時代は、いかようにも表現できる多面的な側面を持っていて、もはや「◯◯の時代」と表現すること自体ナンセンスな話になりつつある。
日本に目を向けてみると、物質に満たされ、世界でも有数のインフラを持ち、サービス業のレベルも高い。さらにデフレなので良いものが安く売られている。そんな「満たされた生活」を送っている人たちに、今さら商品の安さやクオリティを主軸にしたビジネスを展開しようとしても、すでに圧倒的勝者が鎮座していて、ほぼ勝ち目はない。
こうなると「安くて良い物」「美味しいもの」「良いサービス」でお金を稼ぐ時代はだいぶ前に終わったと判断せざるを得ない。
これからの「飯の種」は「商品+前例のない付加価値(ベネフィット)」にあると考えている。
まとめ
世の中にある「潜在的めんどくさい」を見つけ出して、それを解決できる商品と使用方法&ツールを上手く組み合わせることで新たな価値を創造する。
これからのビジネスのキーワードは、
成功のポイントは、どれだけ素晴らしい未来を、顧客にイメージさせることができるかにかかっている。イメージさせて、なおかつ渇望させればビジネスの成功は約束されたようなもの。
大局で考えれば、ビジネス=物を売ること。
つまり、全てのビジネスパーソンにとって、収入を左右する重要な考え方であることに疑いの余地はない。
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