今回は久しぶりに音楽でシビれた、という話。
ザ・ストラッツで古き良き80年代にプレイバック
故フレディ・マーキュリーのペルソナを有したボーカル。
80年代のハードロックテイストにチープ・トリックのような甘美で切ないメロディ。もちろん未体験ではない。
同じようなテイストを持ったアーティストはたくさんいた。例えばマイ・ケミカル・ロマンスとかMIKAとか。
しかし、ここまでノスタルジックで切なすぎるgrooveを醸し出すバンドは最近見かけなかった。
いやいや反則でしょ。43歳のおっさんがキュンとしたよ。そして思わずつぶやいた。

ハロー、フレディ。会いたかったよ。NEWアルバム、吹っ切れてて最高にCoolだね。
さらに、歌詞がまた切なくて良い感じ。
PVに映るボーカルのルークが若かりし頃のフレディ・マーキュリーに見えてくる。思わずフレディ・マーキュリーの生まれ変わりじゃねぇ?って言いたくなるくらい。もはやパクリでもリスクペクトでもなんでも良い。
いずれせしても、すごいからさ。
さらにミック・ジャガーのテイストも入っている。
フレディにミックって・・・どんだけ大御所のテイスト持ってんだよ!
とはいえ、やはり本家には敵わない。フレディ・マーキュリーが唯一無二の天才なのは疑いようのない事実だし、ミック・ジャガーのカリスマ性にはほど遠い。
しかし、そんなことはどうでも良いくらいテンションが上がるのは私だけではないはず。

特にアラフォー世代で青春時代に洋楽ロックを聴いていたあなたなら、あの頃の甘酸っぱい青春を思い出すことだろう。
The Struts – Could Have Been Me
そして、日本デビュー作になる【EVERYBODY WANTS】は捨て曲なしのモンスターアルバム。
これぞハードロックという楽曲のオンパレード。
ハード過ぎずポップ過ぎず。誰かに似ているようで似ていない。ありそうでなかった。そんな不思議なアルバムに仕上がっている。
アルバムの中には、クイーンもローリング・ストーンズもキッスもモトリーもボンジョビもプライマル・スクリームもシンデレラも詰まっている。
モトリー・クルーやローリング・ストーンズの前座を勤めたり、サマソニに出演したり、ある意味順風満帆なスタートを切った。今後その他大勢のバンドに埋没するかどうかは2枚目のアルバムにかかっている。
まとめ
とにかく80年代からタイムマシンでやってきたようなバンドだ。
ジャンルで言うとグラムロックとかハードロックになると思うけど、飛躍するにはもう一皮むける必要がある。
曲は良い。パフォーマンスも良い。しかし、強烈なフックがまだ足りない。
時代を変えるような強烈な楽曲がほしい。例えばQUEENのボヘミアン・ラプソディ、ローリング・ストーンズのサティスファクションのような。
まあ、そこまでいかなくても、ニルヴァーナ、ガンズ、U2、グリーンデイ、ストーン・ローゼズのような時代を変える存在になってもらえたらうれしい。
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