あなたの人生を変えるアンガーマネジメント
先日アンガーマネジメントのセミナーを受講してきたので、内容や気付きをシェアしたいと思う。「アンガーマネジメント?何やねんそれ!」というあなたのために簡単に説明しよう
アンガーマネジメントとは
まず最初に理解すべきことは、アンガーマネジメントは怒らないことではないということ。
つまり、怒る必要がある時は上手に怒ることができて、怒る必要がない時は怒らないようにするというもの。
そして、ここで言うマネジメントとは後悔しないことと同義。
アンガー ⇒ 怒り
マネジメント ⇒ 後悔しないこと
この前提条件をまず理解してほしい。
そもそも、なぜ、人は怒るの?
怒りは感情表現。
自然な感情であり、怒りのない人などいない。そして太古の昔から身を守るためにDNAに刻まれた機能(防衛感情)である。
次に私たちを「怒らせるもの」について考えていこう。私たちを「怒らせるもの」の正体はなんだろう。
- それは、誰かなの?
- それは、出来事なの?
- それは、物なの?
- それは、環境なの?
答えはいずれもNOだ。
私たちを「怒らせるもの」の正体。それは「べき」という自分の思い込み。
- 会社はこうあるべき
- 子供はこうあるべき
- 嫁はこうあるべき
- 親はこうあるべき
- 自分はこうあるべき
つまり、怒る理由は「理想と現実のギャップ」にあるのだ。
そして、多くの「べき」は本人にとっては正解だけど、「時代・立場・環境」によって変わるものだし、程度の問題で「白か黒か」というものではない。
後悔しないため(マネジメント)のテクニック
- 6秒待つ:諸説あるが怒りのピークは6秒と言われている。6秒待てば落ち着いてくるので、無駄に怒る回数も減らせる。
- 怒りのボキャブラリーを増やす:激怒・オカンムリ・ムカつく・腹を据えかねる、などなど。怒りを表現する言葉は実に多い。おもしろいことに怒りのボキャブラリーが少ない人は怒り方のレパートリーも少ないという。つまり怒りのボキャブラリーが多ければ、怒りの階層が増えて、無駄にマックスで怒る回数を減らせる。
- 自分と他者との違いを認める:自分と違うことが怒りを生む。しかし「違うけど許せる」という範囲を増やすことで怒りを抑えることができる。
後悔しない怒り方は、今後の人生を左右するのでスキルとしてマスターしておいて損はない。
まとめ
人生を振り返った時「怒りの感情」で損した人はたくさんいるだろう。あなたも決して例外ではないはず。
どちらかといえばアンガーマネジメントが物心ついた頃から備わっていた私でさえ、怒りの感情で失ったものは計り知れない。
胸に手を当てて考えてみてほしい。
- なんであんなこと言っちゃったんだろう
- あんな嫌味、言わなきゃよかった
- あそこでブチ切れなきゃ、サヨナラしてなかったのに・・・
- あの子、オレの一言で泣いちゃったな・・・
怒りの感情をコントロールできれば、人生が好転していくのは間違いない。余談だけど、サッカー元日本代表の前園真聖氏は、受講後にアンガーマネジメントプログラムのファシリテーター資格を取得している。
受講した人が、それを広めたいと思う。
それほど効果テキメンで必要不可欠なスキルということ。
人生に遅すぎるはない。もし今までの人生が怒りの感情で失敗していると思うなら、やってみる価値は十分ある。
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