行動力?実行力?いやいや実践力でしょ
さて、今回は特に中間管理職の方や30代40代の方が若手の台頭に焦りや不安を抱かないで仕事ができるような理論を伝授したいと思う。

ある程度年齢が上がると部下や後輩が増えるのは自然なこと。
当然彼らの中にはあなたより優れた能力持った「けしからんヤツ」や、ガンガン積極的にアピールしてくる「うざいヤツ」がいる。いわゆる意識高い系の連中で個人的にはかなりのレベルで苦手だ・・・
うまくコミュニケーションが取れている場合は問題ないけど、何かの拍子に歪みが生じると、上の世代をdisり始める。なまじ仕事ができるからたちが悪い。単細胞でアホな上司だと社内政治がうまくて仕事に積極的な彼らを一気に出世させるケースも少なくない。
そんな胸くそ悪い状況でもひるむことなく、自信を持って前に進めるような武器を紹介しようと思う。
中間管理職・30代40代の武器は実践力
若い奴らが持っているあのイケイケ感、あれは行動力。行動力というのは変化を求めて行うと決めたことやり抜く力。つまり、自分の意志で起こす行動のことをいう。
そして、行動力よりレベルアップしたものが実行力。計画や理論を実際に行える能力のことで、行動力+「積極的に行動し、かつ成果を出せる」ことをいう。
行動力と実行力の違い
致命的な違いは失敗する確率。
行動力は「とにかくやってみます!」という積極性が売りで、なりふりかまわず突っ込んでいくから失敗する確率は高い。
対して実行力はゴールに向かって、計画の最中も最適な行動を選択しながら実行していく力なので、結果に大きく影響を与える重要な能力といえる。
ぽっと出の意識高い系のヤツラは、基本的に行動力があるのが特徴で、その中の優秀な数名は実行力を有している。とはいえ、実行力があれば良いというわけでもなく、私に言わせれば、行動力は高校生レベル、実行力は大学生レベルの能力でしかない。
私たちおっさんは「大人のやり方」で「大人の勝ち方」をすればいい。そこで30代40代が磨いてほしいのが実践力である。
実行力よりもレベルが高い実践力。
実行力と実践力の違い
実行力は「実際に行うことができる能力」で、実践力は「主義・理論・徳目などを実際に自分で行う能力」を意味する。
さらに実践力は下記の5項目で構成されている。
- コミュニケーション力:信頼関係を築き、周囲を巻き込む能力
- ビジョン共有力:目標を具体的にイメージできて、部下にも共有させる能力。
- 現状分析力:長期的視点・広角的な視野。課題を客観的に把握する能力
- 問題解決力:③の現状分析に基づいて、問題点や課題を克服し成功に導く能力
- 行動力:諦めずにやり通す信念に基づいた行動
若いぽっと出のヤツラより私たちが優れているのは実践力。実践力は経験がものを言う。理論上、経験で彼らに負けることはない。
ちなみに、人生逆転カオス理論は実践力を磨くためのヒントやキッカケが詰まっている。

まとめ
- 経験は人を賢くする
- 知識を知恵に、知恵を知能に昇華せよ
- 脳がちぎれるほど考えよ
上記は当ブログの行動指針であり、開設当初からずっと言い続けていることで私たち無能人間が人生逆転を果たすために必要なもの。
無い能力は「理論・マインド・戦略」でカバーするしかない。
- ぽっと出の意識高い系と同じフィールドで戦ってはダメ。行動力で負けてるから。
- 抜きん出たヤツと同じフィールドで戦ってはダメ。実行力で負けてるから。
でも、違うフィールドで、実践力で勝っていれば、あなたの勝ち!!
結果的に、あなたの方が高い評価を得ることになる。
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